プリザーブドフラワー学・水分について
今後不定期で「プリザーブドフラワー学」と題し、プリザーブドフラワーを感覚的に作るのではなく、理解しようというそんなお話です。
ずっと考えていたことなのですが、
なかなか乾かないお花やぱりぱりのお花、同じ名前のお花でも品種による出来の違いなどがおこることがあります。
なんでだろ。。。うーん。。。
まずは第1回ということで、このお題から。
それは。。。。。
「お花の水分について」
〈えっ!お花の水分?プリザーブドフラワーは水を含んでいないので軽いって習ったけど。〉
そうですね、プリザーブドフラワーは水は含んでいないとなっていますが厳密にいうとお花の中には「乾燥」という工程で空気中の水分を吸って柔らかいソフトの状態で保つことができるのです。
ですが水を含んでいるといっても生花のように水分が必要なわけではありません。あくまでソフトに保つために水分を保有しているとお考えください。
プリザーブドフラワーの制作過程で丁度いいように適度の水分を保ち柔らかさを保つように液剤が配合されています。
○症状から見たプリザの水分量
★花弁に腰がない、花弁が柔らかめ、お花が重くて茎から下方に傾く、縮む(柔らかめで下向き)
「元のお花の水分 < プリザにしたお花の水分」のケースです。
対応は、たとえばA液にくぐらせて、乾燥を試みる。
エアコンの暖房が風が当たるようにして乾燥させる。
ドライヤーや布団乾燥機などで乾かしてみてください。
☆固めの仕上がり、乾燥してぱりぱりの感じ、縮む(固め、カサカサ)
「元のお花の水分 > プリザにしたお花の水分」の場合」ケースです。
対応は次回はらくらくプリザ液で作ってみる。
A液B液にらくらくプリザ液を混ぜて作ってみる。
などが考えられます。
プリザーブドフラワーもできた、できないだけではなく、どうしたら上手に作れるか、失敗しないで作れるのかなどこれからもまじめに考えていきます。
題材を思いついたらまた書きます。